karimenの日記

社会人になってから自動車免許を取得した記録

所内 #4/路上 #7

翌日に卒業試験を入れたため最後の教習。まずは所内で、縦列駐車および左右方向転換の補習をした。これら3つのうちひとつが必ず試験に出るので何が来ても万全の体制で臨まなくてはならない! 一番簡単なのは左方向転換? で丁字路の右からバックで入って左向きに出るというやつ。これは右のお尻が見えるのでまだ安心。右方向転換のほうは車の左後ろの角を軸にするので運転席から遠い。これは勘でやるしかない。車のお尻を角に近づけてうまく曲がる、という感じでしかわからなかった。人間そんなに遠近感あるものなのか? 縦列駐車はおもしろくて、周囲のさまざまな目印を駆使するとどういう訳か入っている。この魔法のような手順を記しておこう。駐車場所は左側にあり、他の車の代わりにポールが「ひ」の字型に境界線をひいている。ちなみにこれに当たると失格である。「事故ってことだからね」と教官は言ったが大目にみてほしいと思うばかりだった……。

  1. 充分に通り過ぎる。
  2. 助手席の窓の真ん中に最初のポール(「ひ」の字の書き始め)が見える位置までバックする。
  3. ハンドルをすべて左に切って、バックミラーで駐車場所後方のポール9本を数えるまでバックする。
  4. ハンドルを真っすぐに戻し、「ひ」の字の最初の角が助手席から真横に見える間でバックする。
  5. ハンドルをすべて右に切って、サイドミラーにポールが2本ずつ映るまでバックする。
  6. ハンドルを戻して前後位置を調整する。

うろ覚えだけど、こんな感じだった。道路にポールなんて生えてないっすよね? これ絶対実世界で使えないな~と思いつつ汎用的に教えられてもあと半年余計に時間がかかるだけなので目の前の試験だけに注力する。あ、ちなみに一回までは切り返し(バックを中断して前に出る)ても減点がないのだけど、切り返しなんて慣れてないことをぶっつけ本番でやっても自滅するだけだろうと思えた。

それぞれ一回ずつを割とすんなりとこなして路上へ。この頃になるとだいたい自分なりの運転はできるのだけれど信号を右折するとき、タイミングが掴めず一回スルーしたら今の黄信号で動き出してね、とのこと。アンタ対向直進車が信号無視してきたらどうするんだよ! 死ぬぞ! そうは言っても公道はコンベンションとコミュニケーションの世界なのである程度は投機的に右折をしなくてはならない。おれは世界中の右折車を応援する、とそのとき心に決めたのだった(一部の国・地域は対象外です)。