karimenの日記

社会人になってから自動車免許を取得した記録

前回までのあらすじ aereal篇

こんにちはid:aerealです。社会人になってから車を買って乗ろうと思い立ち、まさに今、自動車学校に通いつつあります。 縁あってkarimenに仲間入りさせていただけることになりました。

鉄道網が発達した地域からそうでもない地域に引っ越して気運が高まったところに欲しい車が見つかったので勢いよく免許をとることにしました。

current status:

  • AT限定取得中
  • 学科は第一段階残り2科目
  • 技能は次々回が検定

教習所選び

自宅付近でGoogle Mapsの評価が一番良いところを選んだ。Webページを見て予約等がWeb上で行えることも確認済み。 無料のスクールバスもあるしここでヨシと決めた。

ただ隣の市町村なのでまあまあ遠く、バスで片道30分くらい。ドア・トゥー・ドアで1時間くらいになる。 スクールバスは各時限に間に合う便があるわけではなく虫食いになっている。 路線バスの方はあつらえたかのように各時限に間に合うようなダイヤが組まれていて過不足はないけれど、いかんせん鉄道などと違って定時制に欠けるので特に夕方に技能教習 (5分前までにチェックインする必要がある) が入っている時は緊張感がある。

他の教習生や教官については特にこれといった印象はない。まあ当然のように学生が多い。これから路上教習とかだと複数人で受講することもありそうで、そうなるとなにかあるのかもしれない。 教官についても特に変な人はいない印象。

これまでの学科教習

標識・標示は数が多いわりに一貫性があるようでないようなかんじで暗記ポイントがありそうなのが気になる。

あとはまあ座学で考える分にはそんなに難しいことはなさそう。問題は路上というカオスの中で思い出して実践できるかということだと思う……。

これまでの技能教習

第一段階なので場内のみ。無線教習2回を終え、次は踏切横断、その次に見極めとのこと。

総じて無線教習の時が一番リラックスしてかつ良い運転ができていると思う。 象徴的なのは同上無線教習の2回目で、今まで失敗したこともなかったのにS字クランクの出口で脱輪してしまった。 横から無限にごちゃごちゃ物言いがつくけど、適切だった時にその旨のフィードバックがないので萎縮する一方で、普段はしないミスをしてしまった。

まあ路上では同時にいろんな情報がやってくるのでサバンナではこれが日常やって言われたらその通りだと思うけど、良かった・適切だったらちゃんと言ってほしい!

あと狭路走行の時に「車両感覚を持って、想像して」って言われたのも理不尽だと思っていて、時間にしてのべ4時間くらいしか乗っていない車の感覚なんてつくわけないだろ! と思った。 これくらいかな? っていう仮定を立てて、それが実際とどれくらい乖離あるか確認して感覚を修正する、っていうプロセスがいると思うけどそれを確認する術を教えてくれ〜知るか〜と困っていた。

友人のいるSlackのワークスペースでぼやいたらサイドミラーをタイヤ (フェンダー) が映るくらい下げると感覚がつかみやすくなるよってアドバイスをもらって次回試したらなんのことなくやれた。 こういうのだぞ!

と、まあ思うところもいろいろあるわけだけれども、まあ回数を重ねていろんな教官にあたるとそれぞれのパーソナリティが掴めてきたので割り切って受け止められるようになってきた。 あと長い目で見れば自分ひとりで運転する時間の方が長くなるんだしそんなに気にせんとこと思うようにする。

次回予告

学科をあと2科目受けて中間試験を受ける、そのあとてきぱきと技能も進めて仮免をゲットするぞ! 待っててや公道はん!

卒業検定

前日の教習が散々だったので、運転への自信はまったく失われており、絶対落ちるな……という気持ちで目が覚めた。今日は練習という気持ちで臨もう……。卒業検定は朝からはじまる。台風を心配してたんだけど、嵐の前の静けさか風は吹いていたけど雨は降っておらず、延期になることはなさそうである。

検定がはじまるまでの間は如何にリラックスできるかを考えていた。基本的に緊張しいなので、ガチガチになってしまって、めちゃくちゃな運転をしてしまう……というのが一番有り得そうな失敗パターンだ。

検定で走るコースは当日朝、教習所に行くと掲示板に張り出されている。僕は6番コースだった。コースを見ながらイメージトレーニングしてみるのだけど、これはあまり良くなかった。集中していろんなことを考えると緊張が高まってしまう。諦めて外の景色でも眺めることにした。

走る順番は僕が最初。下手に他の人の運転を見てから走ると、どういう気持ちになるか想像できなかったので、初っ端運転できるのは良かった。検定員は検定前に前説をしてくれた物腰やわらかそうな教官だった。いかにも緊張していますという面持ちだったのか、「深呼吸して落ち着いてね!」というアドバイスを頂いた。振り返ると、この辺のやりとりで結構リラックスすることに成功したと思う。

前日のグダグダ運転と打って変わって、普段通りという感じで落ち着いて運転できた。今までの運転を思い出しながら丁寧に走る。歩行者保護は大事だ。信号がなく横断歩道がある場所では人がいないかしっかり確認しつつ、いつでも止まれるような準備をしておく。路肩に駐車している車を追い越す時、車との距離をしっかり空けおけば、急に車の影から自転車が来ても落ち着いて対応できる……! 台風が接近していることもあってか、街にそれほど人もおおくなかったのも幸いしたとは思う。

つまるところ、卒業検定には無事合格できた!やればできるやん!最後の運転は安定していて良かったと教官に褒められたので、落ち着くのは大事である。とはいえ、まだまだ運転自体は不安なので練習していきたい。

実技についてはこれにて終わり。自動車免許を取得するには、免許センターで学科の試験を受ける必要があるけれども、実技に比べれば気は楽だ。思っていたスケジュールにもなんとか間に合いそうでよかった。

路上 #18, #19

教習もいよいよ大詰め!

残りの路上教習は卒業検定に向けての練習とみきわめを残すのみとなった。これまでやってきたことを確認するという感じなので、まぁなんとでもなるやろうと思って臨んだのだけど、まぁこれが結構たいへんだった。

まず、めちゃくちゃ体調が悪かった。ずっと頭痛がしていて、運転に支障がなければいいなと思ってたのだけど、やはりちょっと判断力が鈍っていて、普段はあまりしないミスを連発してしまった。加えて、台風前夜の雨天である。時間帯にもよると思うのだけど、普段より心持ち交通量も多く、路肩の駐車も多かった。すれ違いで微妙な判断を要求されることも多く精神的にかなり疲弊してしまった。

みきわめというのは卒業検定を受けても良い水準に達しているかをチェックされる機会なわけだけど、👆に書いた調子であったので、教習所に戻ってくるころには正直ダメかな〜と思っていた。教官も困り顔だったけど、結果としてはぎりぎりOKになった。助かったという気持ちもあったが、少しづつ生まれつつあった運転への自信はまったく消えてなくなったのだった。

さて明日は卒業検定である。

路上 #16, #17 山岳教習

山岳教習ということで山道を走ってきた。

実家が山間なので、親の運転する車に乗って、結構険しい山道も体験したことがある。教習でもすべてのカーブに警笛鳴らせの標識があるくらいの山道を覚悟してた。

実際の道はと言うと、曲がりくねってはいるが、前方の様子はわりとわかるのでそれほど大したことないようには感じた。自分で運転したことはないけど、実家の周辺だとこれくらいの道が続くので、なんとなくの感覚はあって意外といけるという感じだった。

制限速度は40km/hくらいなのだけど、道に慣れている人はそれより速い速度でばんばんとばしている。教習車が速度違反するわけにはいかないので、ゆっくり走るんだけど結構渋滞を引き起こしてしまう。そこは、教官が時々ハンドル操作して後ろの車に道をゆずる操作をしてくれるので、ずっとつらい気持ちで走らないといけないということはなかった。

街中よりかは人や自転車が少ないので結構走りやすかったなーという感想。逆に街中が怖すぎる気がする。

路上 #13, #14, #15 高速教習

高速教習のその日が命日だという覚悟で臨んだ。

これまでの経験からぶっつけ本番ではなく事前に予習して運転に望むと余裕がうまれるということがわかっているので、YouTubeで"高速道路 合流" とかを検索して、じっくり考え方を学んでおいた。十分加速して、他の車と相対速度を合わせ、指示器で合流をアピールしながら加速レーンを十分使って車線を変更する…。理論は完璧である。

あと使う予定の入口から本線に合流する様子を記録したドライブレコーダーの動画なども見ておいた。高速教習は複数教習だが、運良く運転順序が最初であればこの入口で合流することになるであろう…。とにかく必死なのだった。

当日、じゃんけんの結果、僕の運転順序は三番目になった。目論見ははずれたがやむなし.. と思っていたが、高速道路付近までの下道の運転もあるので、なんやかんやで僕が一番初めに高速道路での運転をすることになった。

それほど交通量の多くない高速道路だったので、合流位置をがんばって調整しなくても、すんなり合流することができた。うまく本線を走っている車にアピールできたのか、後続車がだいたい追い越し車線に避けてくれたのもあると思う。将来自分一人で運転するときもこれくらいの簡単な合流であってほしい..。

高速道路は運転しはじめの加速の感じはこわいものの、のってしまえば歩行者も自転車もいないので気楽である。割りと快適にドライブして終えることができた。むしろ帰りの下道のほうがこわかった。こちらがブレーキ踏まなければ、ぜったいぶつかるタイミングで何もないところを横断してくる自転車なんなの!

とにかく死ななかったのが成果で、ずっと心配していたので結構ほっとしている。

路上 #11, #12

記録に残すのが少し遅れたためにあんまり覚えてない。内容的には危険予測(#11) と、自主経路(#12)。

危険予測は複数教習だったが、ペアになった若者は運転技量が同じくらいのまじめで丁寧な感じの人物だった。複数人教習ってのは人に見られているか妙に緊張するもので、普段あまりやらないようなミスをしてしまいがち。終わったあとはお互い同程度の量のミスをおかしてたので、おたがい遠慮なく意見交換できたのは良かった。

学んだのはとにかく住宅地の道路ではゆっくり運転するということだ。制限時速40km/hだからといってがんばって出す必要はない。でなければぼちぼち道を渡っているおばあちゃんと接触してしまうであろう…。

自主経路はカリキュラムの中では二回目で、前回は夜間でどこでまがるかまったくわからず、まったく失敗した。今回は、反省を活かしてまちがいにくい経路を予め決めておき、Google ストリートビューで曲がる場所を見ておいて覚えておくという準備をしておいた。

準備が功を奏して、安定して予定した道を進むことができた。運転も大きい道が多かったのでそれほどこわいシーンはなかった気がする。だいぶ運転中の余裕が出てきた気はする。

路上#1~#10 ダイジェスト

ここ数週忙しくしていて、日記もかけていなかった。そんな中教習のスケジュールは無情にもしっかり組まれているので粛々と路上教習に勤しんだ。日記書いていない間に10コマ分も進んだのでダイジェストでお届けする。

はじめての路上

大した説明もなくおもむろに路上に出ていくように支持されたので、大変びびった思い出がある。とはいえ、はじめは意外とイケるじゃん!て感触でこのころは余裕があった。

右左折と自転車

右左折時、自転車たちは割りとすごいスピードで車の前を横切ってくる。当然、歩行者や自転車が優先なので自動車が待つのが正しいんだけど、こっちが気づかなかったら両者一巻の終わりである。

怖かった事例としては、ほぼ左折が完了しそうなタイミングで、左側の歩道を走っていた自転車が急に車道に降りてきた、というのがあった。助手席の先生も予見してない動きだったようで、反応が遅れてしまいけっこうひやひやした。

「いい体験ができたね」と言う先生は大変ポジティブだった。まぁ結果的に右左折にしっかり減速する癖はついた。初心者はとっさの判断ができないのでゆっくり走るしかないのだ。

車線変更

はじめは変更先の車線の車がゆずってくれようとしているのか、ぜんぜんわからなかった。サイドミラーの中の車が接近してこなければ、同じスピードで走っているはずだから車線を変えても大丈夫というのが理屈である。

これは走ってるうちに徐々にわかってきてできるようになってきた。必要な情報を得てからハンドルを回しているはずではあるが、確実に安心だという気持ちになったことがない。

夜の自主経路

この自主経路の教習は完全にトラウマになっている。自主経路は複数教習で、自分も含めた三人で長いコースを分担して走る。僕は二番目に運転する担当だった。

一番目の運転手と交代して、ハンドルを握ってフロントガラスから周りを見た時に、「あ、これはどこで曲がるか判断できんな」と確信した。まず普段からあんまり通らない道だったし、ましてや夜である。自分がどのあたりを走っているかまったく判断がつかない。

とにかく次は左折だからと思ってなるべく一番左の車線を走ろうとしたのだけど、路駐の車が多いので非常に頻繁に右側の車線への変更を強いられる。周りの景色を見ても暗くて何の情報も得られないし、標識も遠くてぼやけてよく見えない。しかし、どこかで左折はする必要があるのはわかってる。どんどん処理が追いつかなくなる。

ほとんど頭が真っ白な状態で走っていて、かなりハンドルが怪しかったと思う。交通量の多い道路を抜けてもしばらく判断力が回復できず、ハンドル補助をいただいてしまった。この時の先生は、僕がめちゃくちゃ困ってるのを鼻で笑ってたりして、あんまり好きになれなかったし、とにかく厳しい体験だった。一緒に車に乗った若者たちが気さくで、いっしょに苦労話をできたのだけが救い。

縦列駐車と方向転換

ゆっくりしたスピードでルール通り確実に操作を行うのは得意なのである。駐車や方向転換はほとんど失敗しなかった。位置取りや操作の切り替えタイミングを確実にやればよい。もうちょっと練習すれば検定のときもなんとかなるだろう。

もうちょっとやっていく

二段階も半分くらい終わった。学科の方は模試みたいなのを受けたら100点とれたので、ゆったりとした気持ちになっている。実技の方は、このあとは自主経路その2や高速教習が待っている。命を大事にがんばっていきたい。